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blog2021.04.20

伊勢原ホーム 年度末の懇談会

伊勢原ホームです。

 

新生活がスタートし、まだバタバタと落ち着かない方も多いかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

振り返ってみれば、この3月まで一切インフルエンザの流行が聞かれなかったなぁと気づき、やはりマスク、感染予防効果は確実にあったのだと実感しています。しかし、コロナの流行の波はまだまだ油断できない状況が続いており、当ホームも新年度から心機一転とはならず、引き続き緊張感の中、ご利用者の安心できる毎日を確保できるよう努めています。

 

当ホームでは、毎年2月頃、入所されているご利用者と職員がゆっくりお話をする時間を設け、ここでの生活についてアンケートを取るような『懇談会』を実施しています。

 

日頃のここでの生活について、お食事・レクリエーション・行事について、職員についてなど、日頃思っている事や困っている事などお一人お一人の気持ちを伺う機会となっております。

お聞きした内容をもとに、次年度の行事計画や日々のケアについて見直し、できる限りご利用者皆様のご要望にお応えできるよう職員一同で考えていきます。

 

令和2年度は、感染予防の観点から、主な行事が中止・縮小となり、その中でも可能な形での実施をしてきましたが、この一年がご利用者にはどのように感じられたのか。また、3年度もあまりこの状況が変わらないと予想されますが、ご利用者の希望・要望をお聞きしたいと思いました。

 

 

今回も様々なご意見を頂きましたので、少しご紹介します。

◎日常生活面◎
「踊りが見たい。華道・書道・カラオケ・運動がもっとやりたい。外の空気をもっと吸いたい、散歩がしたい。」

 

◎行事について◎
「買い物に行きたい。外食に行きたい。スイーツバイキングがしたい。身体をもっと動かしたい。ドライブに行きたい。」

 

◎食事面◎
「お寿司、お刺身がもっと食べたい。お餅が食べたい。量が少ない。ゼリーが固い。塩辛いものが食べたい。」

 

◎その他◎
「家族にもっと会いたい。スーパーに行きたい。家に帰りたい。動物と触れ合いたい。」

 

多くは、日頃身近で触れ合っている職員と日常の中でお話ししているような内容ですが、時には初めて話して下さるような事もあります。

 

また、「運動会、夏祭りが楽しい。食事が美味しい。煮物が味が染みている。職員に感謝している。今の生活に満足している。」など、嬉しいお言葉も聞く事ができます。

 

 

職員は、こういった生の声を聞く事で、日々行っているケアが適切なのか、自分達にできる事は何なのか、と改めて考える良い機会となっています。

そして、ご自身のお気持ちやご要望を言葉にできない方も多くいらっしゃいます。そういった方々の心の声にどう耳を傾けるか、表情やしぐさからどう読み取るか。それは常に私達職員の課題だと思っています。

 

 

 

 

 

社会福祉法人 大六福祉会
神奈川県伊勢原市子易1254-4
0463-93-5521